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主人公キャラは、FFシリーズの象徴となるクリスタルを持った4人の光の戦士たち。 いきなりゲームがはじまって、忘れた頃にオープニング、という素晴らしい演出はここから始まりました。 王女救出後、橋の上で突然画面が切り替わって、はるかにコーネリア城を見つめる4人の影。 バックに流れるのは 「ファイナルファンタジー」 ファンタジーの原点ここにあり!って感じです。 ジョブシステムや戦闘時のサイドビュー方式など、聞き覚えのあるものがいくつか登場しています。 当時としては、あのグラフィックは驚くほど美麗だったんでしょう。 音楽はシンプルで、テンポが速すぎる感があるものの、よいメロディが多いです。 しかし一昔前のストーリー展開はともかく、戦闘バランスが悪すぎます。 魔法がレベルごとの回数制で、ダンジョンでMP回復ができないのは、かなりキツいです。 装備品があまりなく、防御や前衛後衛もないので、戦士以外は通常の戦闘で受けるダメージが 半端ではありません。魔法効果のあるアイテムが揃う中盤まで苦労すると思います。 エンカウント率が高いのもカンベンしてほしいです。ダンジョンの宝箱も使えないものばかりで がっかり。 強敵をくぐりぬけてやっとたどりついた宝箱が初期装備の“ふく”では・・・。 FC版はそんな感じでしたが、リメイクされたPS版はだいぶ改良されているようですので、 もし遊ぶつもりならそちらをおすすめします。 |
ファイナルファンタジーU <FC> <PS>
1988年12月17日発売
お気に入り度 ★★
主人公キャラは戦争で両親を失い、逃亡中のフリオニール、マリア、ガイ、レオンハルトの4人。 反乱軍として、パラメキア帝国の皇帝に立ち向かうというストーリーだったような気がします。 ゲームが始まったら、いきなり黒騎士と戦闘、しかも全滅というなんともすごい演出でした。 戦争を背景としたシリアスなストーリー、そして4人目のキャラが次々と犠牲になってゆく重さ。 しかしもっともダークだったのは、レベルという概念をなくして採用した熟練度システムでしょう。 普通に敵と戦った程度の熟練度では、皇帝(ラスボス)まで行けても、決して勝つことはできません。 なので、戦闘が始まったら、モンスターそっちのけで、ひたすら味方同士で攻撃攻撃! 死ぬと意味ないので、瀕死程度に・・・きっと彼らは人間不信におちいったことでしょう。 合言葉システムもいまいちで、わざと間違えて遊ぶくらいでしたね。 フィールドの曲がヴォーカル・コレクションズ1で 「The Promised Land」 という歌になりましたが、 これが暗いんだけれども不思議なメロディでお気に入りです。 |
ファイナルファンタジーV
<FC> <DS>
1990年4月27日発売
お気に入り度
前作がムズかったので、正直期待してなかったのですが、これはおもしろかったです! ファミコンソフトの中では、「ドラゴンクエストV」と並ぶ名作だと思います。まさに双璧。 辺境の村の長老に育てられた4人の孤児が、冒険気分でやってきた洞窟で ”光のクリスタル”の啓示を受け、世界を救うために旅立つという王道ストーリー。 シリーズの他の作品と違ってキャラ設定がなく、キャラにひかれる人は残念に思うかもしれませんが、 それゆえ先入観無くプレイヤーの思うまま、キャラをつくれます。 ジョブシステムで職業も自由に選べ、それによってグラフィック、エフェクトも変わるのが新鮮でした。 学者がぶあつい本でなぐっている姿には笑いましたが、風水と召喚がとてもかっこよかったです。 地上のほかに、浮遊大陸、海底、闇の世界とフィールドが壮大で自由度が非常に高いのが特徴。 魅せる演出もすばらしく、海に沈んだ大陸が浮かび上がるシーンには、おおっ と思いました。 ただ、最終ダンジョンが長くて、時間の余裕がないとクリアまでたどりつけないのがちょっと・・・。 音楽もよかったです。 水没した地上世界のときに流れる曲、 「果てしなき大海原」 が とても好きで、意味もなく船でぐるぐる世界をめぐってました。 この曲はヴォーカル・コレクションズ1で 「Voyage」 という歌になりましたが、これも良いです。 |