ファイナルファンタジー


・ ファイナルファンタジー
とは・・・
     直訳すると 「最後の幻想」。しかし一説によると 「究極の寓話」 だそうです。
     昔は「ファイファン」と略されていたらしいですが、現在は「FF(エフエフ)」と
     呼ぶのが主流です。今でこそ、たくさんのよきRPGが氾濫していますが、
     一昔前は「ドラクエ」こと「ドラゴンクエスト」とともにRPGの双璧でした。
     まるで映画のように壮大なストーリーと美麗なグラフィック、
     さらにユーザーフレンドリィ、かつ常に新たな挑戦を試みるゲームシステムで、
     着々と人気を高め、現在のネームバリューのすごさは半端ではありません。
     シリーズとなってますが、]と]−2以外つながりはなく、
     各作品独自の世界観とストーリーを持っており、派生作品もけっこう出ています。


・ FF1〜11までのレビュー


ウワサでは、偶数作と奇数作でスタッフが分かれているそうな。
お気に入り度&コメントはゲームをプレイした当時の私の主観です。
星3つが普通。  ※ ネタバレしてます。注意してください。




ファイナルファンタジー  <FC> <PS>
1987年12月18日発売
お気に入り度  ★★

そして・・・ 探求の旅ははじまった。

主人公キャラは、FFシリーズの象徴となるクリスタルを持った4人の光の戦士たち。
いきなりゲームがはじまって、忘れた頃にオープニング、という素晴らしい演出はここから始まりました。
王女救出後、橋の上で突然画面が切り替わって、はるかにコーネリア城を見つめる4人の影。
バックに流れるのは 「ファイナルファンタジー」  ファンタジーの原点ここにあり!って感じです。
ジョブシステムや戦闘時のサイドビュー方式など、聞き覚えのあるものがいくつか登場しています。
当時としては、あのグラフィックは驚くほど美麗だったんでしょう。
音楽はシンプルで、テンポが速すぎる感があるものの、よいメロディが多いです。
しかし一昔前のストーリー展開はともかく、戦闘バランスが悪すぎます。
魔法がレベルごとの回数制で、ダンジョンでMP回復ができないのは、かなりキツいです。
装備品があまりなく、防御や前衛後衛もないので、戦士以外は通常の戦闘で受けるダメージが
半端ではありません。魔法効果のあるアイテムが揃う中盤まで苦労すると思います。
エンカウント率が高いのもカンベンしてほしいです。ダンジョンの宝箱も使えないものばかりで
がっかり。 強敵をくぐりぬけてやっとたどりついた宝箱が初期装備の“ふく”では・・・。
FC版はそんな感じでしたが、リメイクされたPS版はだいぶ改良されているようですので、
もし遊ぶつもりならそちらをおすすめします。


ファイナルファンタジーU <FC> <PS>
1988年12月17日発売
お気に入り度   ★★


オレの屍を越えていけ!(熟練度) システム

主人公キャラは戦争で両親を失い、逃亡中のフリオニール、マリア、ガイ、レオンハルトの4人。
反乱軍として、パラメキア帝国の皇帝に立ち向かうというストーリーだったような気がします。
ゲームが始まったら、いきなり黒騎士と戦闘、しかも全滅というなんともすごい演出でした。
戦争を背景としたシリアスなストーリー、そして4人目のキャラが次々と犠牲になってゆく重さ。
しかしもっともダークだったのは、レベルという概念をなくして採用した熟練度システムでしょう。
普通に敵と戦った程度の熟練度では、皇帝(ラスボス)まで行けても、決して勝つことはできません。
なので、戦闘が始まったら、モンスターそっちのけで、ひたすら味方同士で攻撃攻撃!
死ぬと意味ないので、瀕死程度に・・・きっと彼らは人間不信におちいったことでしょう。
合言葉システムもいまいちで、わざと間違えて遊ぶくらいでしたね。
フィールドの曲がヴォーカル・コレクションズ1で 「The Promised Land」 という歌になりましたが、
これが暗いんだけれども不思議なメロディでお気に入りです。



ファイナルファンタジーV  <FC> <DS>
1990年4月27日発売
お気に入り度

★★★★★

DQVと並ぶFCソフトの名作!

前作がムズかったので、正直期待してなかったのですが、これはおもしろかったです!
ファミコンソフトの中では、「ドラゴンクエストV」と並ぶ名作だと思います。まさに双璧。
辺境の村の長老に育てられた4人の孤児が、冒険気分でやってきた洞窟で
”光のクリスタル”の啓示を受け、世界を救うために旅立つという王道ストーリー。
シリーズの他の作品と違ってキャラ設定がなく、キャラにひかれる人は残念に思うかもしれませんが、
それゆえ先入観無くプレイヤーの思うまま、キャラをつくれます。
ジョブシステムで職業も自由に選べ、それによってグラフィック、エフェクトも変わるのが新鮮でした。
学者がぶあつい本でなぐっている姿には笑いましたが、風水と召喚がとてもかっこよかったです。
地上のほかに、浮遊大陸、海底、闇の世界とフィールドが壮大で自由度が非常に高いのが特徴。
魅せる演出もすばらしく、海に沈んだ大陸が浮かび上がるシーンには、おおっ と思いました。
ただ、最終ダンジョンが長くて、時間の余裕がないとクリアまでたどりつけないのがちょっと・・・。
音楽もよかったです。 水没した地上世界のときに流れる曲、 「果てしなき大海原」
とても好きで、意味もなく船でぐるぐる世界をめぐってました。
この曲はヴォーカル・コレクションズ1で 「Voyage」 という歌になりましたが、これも良いです。


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