ファイナルファンタジー
・ 過去のFFシリーズの勝手なレビュー その2
ウワサでは、偶数作と奇数作でスタッフが分かれているそうな。
お気に入り度&コメントはゲームをプレイした当時の
私の主観
です。
星3つが普通。
※ ネタバレしてます。注意してください。
ファイナルファンタジーW
<SFC> <PS> <WSC> <DS>
1991年7月19日発売
お気に入り度
★★★★★
これぞファンタジーRPGの王道!
FCからSFCにプラットホームがうつって、格段にグラフィック、サウンドが進化しました。
主要なキャラの説明をすると、
セシル・・・主人公。バロン国、飛空挺団・赤い翼の隊長。国の略奪行為に疑問を感じている。
国を出た後、暗黒騎士から試練を経てパラディン(聖騎士)になった。
ローザ・・・ヒロイン。白魔道士。セシルを一途に想い、国を出ていった彼のあとを追ってゆく。
カイン・・・竜騎士。セシルの親友。ローザに片想いしていて、セシルに対して後ろ暗いところがある。
その心の隙をつかれ、ゴルベーサに洗脳されてしまう。
リディア・・・召喚士の少女。母親を殺したセシルを恨んだが、やがて心を開くようになる。
行方不明になり、後に再会した時には、幻界にいたせいで大人になってしまっていた。
エッジ・・・忍者。エブラーナ国、第一王子。女好き。リディア(大人版)が好き。
パロム&ポロム・・・双子。黒魔道士の男の子(パロム)と白魔道士の女の子(ポロム)
ヤン・・・モンク僧。ファブール国、モンク僧兵隊長。奥さんに頭があがらない。
ギルバート・・・吟遊詩人。ダムシアン国、第一王子。テラの娘のアンナと恋仲だが、
彼女は爆撃からギルバートをかばって死んでしまった。戦いには向かない性格。
テラ・・・賢者。かけおちした一人娘アンナを溺愛している。娘の仇であるゴルベーザと戦い死亡。
シド・・・飛空挺を開発した技師。セシルのことを息子のようにかわいがっている。
フースーヤ・・・月の民。ゴルベーザとセシルの父、クルーヤの弟。
ゴルベーザ・・・四天王を率い、クリスタルを集めている。実はセシルの兄。
前作と違い、個性的なキャラたちの心の葛藤が描かれるドラマチックなストーリーは映画のよう。
世界も地上から、地底、幻界、そして月まで行ってしまいます。
ストーリーにハマり、素直に楽しめるか、それとも一本道で自由度がないと見るかが
この作品の評価の大きな分かれ目。 私はとても楽しめました。
ミシディアの伝説
「りゅうのくちよりうまれしもの」
が魔導船のことをいっているのに気付いた時は、
うまい!と思いましたね。キャラに表情があるし、ステータス画面のグラフィックもかっこいい。
EDで素顔不明のカインが金髪だというのが分かりますが、ぜひとも素顔を拝みたかったものです。
戦闘がターン制からATB(アクティブ・タイム・バトル)システムに変わったのも今作から。
入力決定したら、あとは見てるだけのターン制と違って、緊張感が増し、バトルが楽しくなりました。
しばらく魔法が全体化できるのを知らなかったのは、説明を読まない私が悪かったんでしょう。。。
四天王やメーガス三姉妹、カルコブリーナ等、ボスキャラたちに個性があり、かなり魅力的です。
ただ、ひとつ心残りだったのは隠し召喚が揃えられなかったこと。
マインドフレアが召喚を落とさない・・・(怒) これはついに挫折してしまいました。
音楽もまた非常に素晴らしいです。
特に
ノーマルバトルの曲
はお気に入りで、今でも戦闘曲4曲はたまにピアノで弾いたりします。
昔はプレリュードからオープニングまで、よくメドレーで弾いてました。
「赤い翼」と「バロン王国」の曲、かっこいいですよね。
ファイナルファンタジーX
<SFC> <PS>
1992年12月6日発売
お気に入り度 ★★
ストーリー、システムはいいんだけど・・・
主なキャラは次の5人。
バッツ・・・チョコボのボコと旅している自由奔放な青年。高い所が苦手。母ステラは3歳の時死亡。
その後、暁の4戦士のひとりである父ドルガンと二人で旅してきたが、その父も3年前病死した。
レナ・・・タイクーンの王女。弱きものを無茶してでも助けようとする優しい心の持ち主。
ファリス・・・気性の激しい、若き海賊頭。実は女性で、行方不明になったレナの姉、サリサ。
ガラフ・・・記憶を失った老人。暁の4戦士のひとりで、バル国の王。後にエクスデスと戦い死亡。
クルル・・・ガラフの孫娘。動物と話ができる。ガラフの死後、パーティに加わる。
いきなり隕石がふってきて、一気に話にひきこまれます。このあたりの演出はさすがです。
第1世界、第2世界、そしてふたつの世界が合わさった第3世界と、壮大な世界を旅します。
キャラの表情が豊かで、まさに演技するRPGです。が、そのキャラの魅力がいまいち・・・
Vから進化したジョブシステムとアビリティシステムを組みあわす発想はとてもおもしろいのですが、
それが逆にキャラの個性を殺してしまっている気がします。実際、彼らの印象はVなみに薄いです。
一番気に入らなかったのはパーティ編成。男と女2人と老人。後に老人が少女に代わりますが、
家族旅行みたいというか、バッツのハーレム状態でなんだかなーってカンジでした。
ファリスが一番人気らしいですが、彼女は素直に男のほうがよかったのに、と思います。
いっそのこと、味のある敵キャラだったギルガメッシュが仲間になればおもしろかったかも。
今回から登場したいろんなジョブのアビリティ、青魔法や歌は集めがいがあったし、
ダッシュ機能がついたなど、システムはユーザーフレンドリィで文句なしです。
ラスボスより遥かに強いオメガや神竜の存在も、クリア後の新たな目標として斬新だったし、
ラストバトル終了時のキャラの生死によって変わるマルチエンディングもめずらしいと思いました。
ストーリーはギャグっぽい雰囲気ながらも、泣かせる場面が多々あります。
シルドラや飛竜が召喚獣になるイベントは絆の深さを見せられてるだけに感動を誘いました。
音楽ではバッツの故郷、リックスの村で流れる
「はるかなる故郷」
がとても良いです。
この曲がなかったら、きっとバッツは完全に私の記憶から消え去っていたことでしょう。
この曲は「DEAR FRIENDS」というアルバムで
「My Home, Sweet Home」
という歌に
なっています。他のアルバムにも違う歌詞で入ってますが、これが一番好きです。
ファイナルファンタジーY
<SFC> <PS>
1994年4月2日発売
お気に入り度 ★★
機械文明とキャラの多さに馴染めるか?
パーティにいれられるキャラは一気に増え、14人に。
ティナ・・・魔導戦士。すでに失われたはずの魔導の力を持つ少女。幻獣マディンと人間のハーフ。
ロック・・・自称トレジャーハンター。泥棒とは違うらしい。反帝国地下組織リターナーのメンバー。
恋人を守れなかった過去を引きずっているせいか、「俺が守る!」が女性に対する口グセ?
セリス・・・魔導戦士。帝国の女将軍からリターナーに。死んだロックの恋人レイチェルに似ている。
冷徹だった性格はロックに恋していくことによって大きく変わっていく。
エドガー・・・フィガロ国の若き王。女好き。機械に詳しい。マッシュとは双子の兄。
マッシュ・・・エドガーとは双子の弟。10年前自由を求めて城を出ていった。格闘家ダンカンの弟子。
セッツァー・・・さすらいのギャンブラー。世界で唯一の飛空艇ブラックジャック号の持ち主。
カイエン・・・サムライ。ドマ王国の戦士。帝国によって家族と祖国を失った。
シャドウ・・・暗殺者。黒い愛犬インターセプターのみ信用している。実はリルムの父で、名はクライド。
ガウ・・・赤ん坊の頃、父親によって獣ケ原に捨てられ、モンスターの群れにまじって育った野生児。
ストラゴス・・・サマサに住む年老いた青魔導士。リルムの育ての親。
リルム・・・ストラゴスに育てられたみなし子。天才的な魔導の素質を持つ。絵を描くのが得意。
モグ・・・モーグリ族屈指の踊り手。争い事を好まないが、一度覚悟を決めると勇敢な戦士になる。
ゴゴ・・・年齢や性別、人間かすら謎のものまね士。世界を救うという主人公のものまねをして仲間になる。
ウーマロ・・・骨彫刻を愛する雪男。戦闘ではバーサーカーと化すので、コマンド入力不可。
世界を破壊しつくした魔大戦から1000年・・・魔法は消え、機械が発達する世になっていた。
今や伝説となった「魔法」を復活させ、機械との合体による「魔導」の力で世界を支配しようとする
帝国の皇帝ガストラ。そして皇帝直属の、道化師のような狂った魔導士ケフカ。
今までの中世のようなFF世界とはまったく違います。クリスタルも登場しません。
最初はティナかロックが主人公かと思いましたが、後半は一転して仲間探しに出かけるセリス中心で、
主人公と断定できるキャラがおらず、今までのFFを期待していた人は戸惑うかもしれません。
前半、一本道なストーリーは、世界崩壊後の後半になると一変して非常に自由度が高くなります。
極端な話、セリス、エドガー、セッツァーの3人だけでクリア可能です。
グラフィックはあいかわらず美麗で、冒頭の、物悲しさを漂わせるティナのテーマが流れるなか、
しんしんと降る雪原をゆく3台の魔導アーマーを後ろから追ったシーンは見事でした。
スクウェアの技術の高さには毎回驚かされます。・・・今回は値段の高さにもびっくりでしたが。
新しく登場した魔石システム、アクセサリーシステムは分かりやすくてよかったと思います。
魔石によって、たいがいの人は魔法が使えますが、Xのようにキャラの印象が薄いということはありません。
オリジナルコマンドがキャラの個性を際立たせています。 ロックのはどうみても泥棒でしょう(笑)
ただ、マッシュの必殺技・・・コマンド入力方式ですが、爆裂拳しか出せませんでした。ナナメなんて無理。
なんらかの過去を背負っているキャラが多く、それが物語に深みを与え、会話や敵キャラも愉快です。
イベントはオペラや時間制限あり、パーティを分けて進む、等、工夫を凝らしたものが多いですが、
失敗すると即ゲームオーバーだったり、選択によって仲間にならないキャラがいるなどシビアな面も。
滅入ったのは、侍系の特殊攻撃で即死させられたり、敵にのりうつられた仲間を一度殺すなど、
簡単にキャラを殺してしまうのが多かったこと。ゲームとはいえ、命を軽く考えているんだなと思いました。
あとこんなにキャラがいっぱいいられても・・・固定メンバーをじっくり育てるほうが好きだし、面倒で、
使いやすいキャラしか育てなかったので、ラストダンジョンの3パーティ分けはつらかったです。
正直な話、今までの中世テイストのほうがクリア時の達成感がありました。しかし完成度は高いです。
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