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<英語歌詞> | <日本語歌詞> |
Mary had a little lamb little lamb, little lamb, Mary had a little lamb Its fleece was white as snow |
メリーさんの羊 メエメエ ひつじ メリーさんの羊 まっ白ね |
And everywhere that Mary went Mary went, Mary went Everywhere that Mary went The lamb was sure to go. |
どこでもついていく どこでもついていく かわいいわね |
It followed her to school one day school one day, school one day, It followed her to school one day That was against the rule |
あるとき学校へ 学校へ 学校へ あるとき学校へ ついて来た |
It made the children laugh and play laugh and play, laugh and play It made the children laugh and play To see a lamb at school. |
生徒が笑った アハハ アハハ 生徒が笑った それを見て |
And so the teacher turned it out, But still it lingered near, And waited patiently about Till Mary did appear. |
先生はかんかんに おこって おこって 先生はおこって おいだした |
“Why does the lamb love Mary so? Mary so? Mary so ? Why does the lamb love Mary so?” The eager children cry |
メリーさんは困って 困って 困って メリーさんはしくしく 泣きだした |
lamb, you know, lamb, you know, Mary loves the lamb, you know” The teacher did reply |
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《直訳》 ※ くりかえしは省略しています | (和田誠 訳) |
メリーさんは子羊を飼っていました その毛は白くて、雪のよう メリーが行くところにはどこにでも 必ず羊はついていきました ある日 羊はメリーの通う学校へついていきました でもそれは校則違反でした 子供たちは笑い はやしたてました 学校にやってきた羊を見て すぐに先生に追い出されましたが それでも子羊 そばでうろうろ しんぼうづよく待っていました メリーが姿をみせるのを 興奮した子供たちは叫びました それはメリーが羊さんを大好きだからよ と 先生は答えました |
メリーさんはもってた羊の子 毛皮は白くて まるで雪 メリーのあとをここあそこ ついていくのがとても好き 羊はついてく 学校に だけど規則でそれはだめ 生徒はさわぐ 嬉しそうに 学校にきた羊のため 先生は羊を追いだした だけど羊はすぐそばで しんぼう強く待っていた その日の授業が終わるまで 生徒が大声でたずねたら 先生はやさしく答えたの 「メリーが羊を好きだから」 |
作者はボストンで子どもの本の編集をしていた、セイラー・J・ヘイル夫人。
1830年に自分の編集する雑誌 『児童文学』 にイニシャル入りで発表しました。
誰もが知っているからという理由で、発明王トーマス・A・エジソンが蓄音機にはじめて吹き込み、
世界で一番最初に録音されたのは、エジソン自身が歌ったメリーさんの羊です。
アメリカの人々に広く知られ、愛唱歌となったこの歌は、次のような実話をもとに作られました。
1806年、ニューイングランドのマサチューセッツ州にある小さな町、スターリングの農家で女の子が生まれました。
女の子の名はメアリー・ソーヤ。
メアリーが少女のころ、彼女の家で子羊が2匹生まれましたが、母羊は1匹の面倒しかみようとしません。
そこでもう1匹の世話はメアリーがすることになりました。
ごはんを食べさせ、毛をとかし、ときにかわいらしい赤いリボンをつけてあげるメアリーを母親のように思った子羊は、
いつも彼女のあとをついて歩くようになりました。メアリーの行くところへはどこへでもトコトコ。
ある日、弟と一緒に学校へ向かっていたメアリーが気配を感じ振り向くと、そこには小屋から抜け出した子羊が立っていました。
結局、学校までついてきてしまった子羊をメアリーは机の下に押しこんで隠しました。
やがて授業が始まり、先生にみんなの前で朗読を命じられたメアリーが黒板に歩いていくと、そのあとを子羊が・・・。
教室は大爆笑。授業の邪魔になるということで外に追い出された子羊ですが、校庭で辛抱強くメアリーを待っています。
その様子を見た生徒たちが先生に質問しました。
「どうしてあんなに子羊はメアリーのことが好きなの?」
「それはね」 先生は答えました。
「メアリーが子羊をかわいがっているから。
メアリーが羊さんを大好きだから、羊さんもメアリーのことが大好きなのよ」
その後、子羊は牛小屋に入って、牛の角に突かれて死んでしまい、悲しむメアリーを慰めるために、母親は
死んだ子羊の羊毛でストッキングを編んであげたそうです。