LAST ORDER FINAL FANTASY Z
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※ 日本語も英語もよく分からなかった箇所は適当に書いています。
セリフの日本語版を見たい方は、画面を反転させてください。
燃えさかるニブルヘイムの村。 村人らしき男があとずさりする。 “W・Why are you guys... doing a thing like...” 「あ、あんたが・・・ なんでこんな・・・」 血がしたたる剣が男を斬る。 崩れ落ちる家々。 炎のなかに立つセフィロス。 まわりにはいくつもの死体が転がっている。 “I'll go pick you up now” 「今、迎えに行くよ」 セフィロスは炎のなか、歩き出す。 視点はあがり、山にそびえる魔晄炉がうつる。 “Father, where are you?! If you're there, please respond! Father!” 「父さん、どこ?! いたら返事して! 父さん!」 炎の村のなかをティファが歩いてくる。 “It's Master!” 「あ、お師匠さま!」 ザンガンが背を向けてかがみこんでいる。 “Master!” 「お師匠さま!」 ティファがかけよるのに気づき、ザンガンが振り返る。 “Tifa! What are you doing here?! Get out of here now!” 「ティファ! 何をしておる?! 早く逃げるんだ!」 “What on earth is going on?” 「いったいどうなっているんです?」 ザンガンがかかえおこしている男がうめくのを見て、 “Why did things turn out like this...?” 「どうしてこんなことに・・・?」 “It seems like Sephiroth was behind all of this” 「どうやらセフィロスの仕業らしい」 “Huh? Sephiroth? Impossible... Why would Sephiroth do a thing like this?” 「え? セフィロス? そんな・・・ セフィロスがどうして?」 はっとするティファ。 “Master, have you seen my father? He's nowhere to be found!” 「お師匠さま、父を見ませんでしたか? どこにもいないんです!」 “Your father was at the Mako Reactor in the mountains...” 「おまえの父なら魔晄炉の山で・・・」 “D・Don't go...!” 「だ、だめだ・・・!」 ザンガンに抱えられている男が叫び、駆け出したティファは足を止め振り返る。 “Sephiroth is in the mountains...” それ以上声が続かない。 「山にはセフィロスも・・・」 “Are you all right? Hey! Hang in there! I'm getting some...” 「だいじょうぶか。 おい! しっかりしろ!」 ティファが駆け出す。 “Wait, Tifa! You can't do anything even if you go! TIFA!!!” 「待て、ティファ! おまえが行ってもどうにもならん! ティファーーー!」 |
タークスの指令室。 ツォンがファイルをめくっているところに連絡の声が響く。 “Targets confirmed! Targets confirmed! Currently at point 137. Repeating: Currently at point 137” 「ターゲット発見! ターゲット発見! 現在ポイント137。 繰り返す、現在ポイント137」 |
荒廃した建物群。 クラウドをかかえ、剣を構えるザックス。 “Geez, making a big fuss over just the two of us” 「ったく、たったふたりに大げさなんだよ」 銃を構えた大勢の神羅兵がまわりを取り囲んでいるのを見回しながら、 “Well then... What should we do now?” 「さて・・・ どうするかな」 クラウドを鉄柱と鉄柱の間に置くと、正面に自分の剣を突き立て駆け出す。 いっせいに兵士たちが発砲する。 銃弾はクラウドの方にもいくが、ザックスの剣が弾除けになっている。 見事な体さばきで銃弾をかわしていくザックス。向かい側の兵士が倒れる。 “We're in each other's line of fire! We're shooting each other” 「直線に入るな! 同士討ちに」 “Engage this situation with close combat weapons!” 「剣で対応しろ!」 素手での格闘で兵士たちを次々と倒していくザックス。 “He's strong...! So this is the strength of a SOLDIER...” 「強い・・・! これがソルヴャーの実力・・・」 兵士たちを倒したあと、クラウドを振り向く。 兵士がのった2台のバイクがくるのを見て、ひとり違う方向へ駆け出す。 “P・Pursue him!” 「お、追えー!」 バイクがザックスを追って走り去る音が響く。 ザックスの剣に守られたクラウドはうつろな表情で鉄柱の間にもたれたまま。 その様子を上方から指揮官らしき神羅兵が見ている。 “To think that he would abandon his friend. SOLDIER 1st Class” 「仲間を見捨てるとはな。 ソルジャー クラス 1st(ファースト)」 |
“Zack...” 「ザックス・・・」 タークスの指令部。ツォンがザックスのレポートを見てつぶやく。 |
炎に包まれたニブルヘイムの村。 “Hey geezer!” 「おっさん!」 ザックスの声に負傷者を背負って歩いているザンガンが振り向く。 “Oh, it's you! You better be sane!” 「おお、あんたか! あんたは正気なんだろうな!」 ひとりの神羅兵をつれてやってきたザックスはあたりを見回す。 “Like I could stay sane in a situation like this. Sephiroth... did this, right?” 「こんな状況で正気でいられるかよ。 セフィロスが・・・ やったんだな?」 “People have called him a hero and such in society... But, he's just a homicidal maniac!” 「英雄だのと世間じゃ呼んでいたらしいが・・・ 奴はただの殺人鬼だ!」 “How cruel... What happened to you Sephiroth?!” 「ひどい・・・ どうしちまったんだ、セフィロス?!」 “Oh yeah! You go on and rescue Tifa!” 「そうだ! あんた、ティファを!」 “Did something happen to Tifa?” 「ティファがどうかしたのか?」 “She headed for the Mako reactor in the mountains in search for her father. That Sephiroth is there too” 「父親を捜しに魔晄炉の山に向かった。 セフィロスの奴もそこに」 “What?!” 「何?!」 “That girl won't have a chance against him. His opponent has to be a SOLDIER like you...” 「あの娘じゃ、奴の相手にならん 奴の相手はソルジャーのあんたでないと・・・」 “I'm not ordinary SOLDIER” ザンガンの言葉をさえぎるように。 「俺はただのソルジャーじゃねえ」 “What?” 「?」 “I'm a SOLDIER 1st Class” 「ソルジャー クラス 1st(ファースト)だ」 連れの神羅兵に向かって、 “You go and help the geezer out” 「おまえはおっさんを手伝ってやってくれ」 “Yes, sir” 兵が敬礼する。 「はっ」 “I'll head there as soon as possible too. I'll leave Tifa to you” 「わしもすぐに後を追う。 ティファを頼む」 ザンガンを横目でちらっと見て、 “Leave it to me” 「任せろ」 |
ザックスの戦闘場面 2台のバイクがザックスを追い抜き、行く手をふさぐように急停止する。 足を止め、背後をちらりと確認するザックス。 彼の横からヘリコプターがあらわれる。 ヘリコプターの尾翼に描かれたロゴを見て、 “The Turks, huh” 「タークスか」 “Target sighted. Our order is to seize or terminate the targets, but...” 「ターゲット発見。 命令はターゲットの捕獲、もしくは抹殺とありますが・・・」 タークスの指令室に切り替わる。ルードの報告にツォンが答える。 “Bring him back in a living state as possible as you can” 「可能なかぎり、生きたまま確保しろ」 “Roger” 「了解」 ヘリコプターを操縦しているタークス(短銃・女)が口元のマイクを寄せる。 “Surrender quietly. If you do, we will assure you your life” 「おとなしく投降しなさい。そうすれば命は保障します」 バイクで来た2名の神羅兵がぼやく。 “Those Turks... making an appearance out of nowhere and doing things as they please” 「タークスが・・・ 今さらしゃしゃり出て好きに言う」 “We will secure the sample ourselves” 銃をとりだす。 「サンプルは我々で確保するぞ」 “Every one of them, doing things as they please... I don't need an assurance of my life. What I want... IS FREEDOM!!!” 「どいつもこいつもふざけやがって・・・ 命の保障なんていらねえ。 俺が欲しいのは・・・ 自由だ!!!」 駆け出すザックス。 |
タークス指令室。 ツォンがファイルをめくっていると、携帯電話が鳴る。 “What is it?” 「なんだ?」 めくった先にザックス、ティファ、セフィロスが映った写真がある。 |
ニブルヘイムの山 “Father!” ティファの声が響く。 「父さん!」 “Where are you, Father?” 「父さん、どこ?」 あっ、何かを見つけて一瞬足を止めたティファが駆け寄る。 “Father!” 「父さん!」 倒れている父親をかかえ起こす。 “Hang in there, Father!” 「しっかりして、父さん!」 “Tifa...” 「ティファ・・・」 “Father!” 涙が父親の服に落ちる。 「父さん!」 “Tifa... Run away... now...!” 「ティファ・・・ 逃げろ・・・ は、早く・・・!」 “Hey! Hang in there, Father!” 「ねえ、しっかりして、父さん!」 死んでしまった父を抱きしめ、泣くティファ。 父の横の地面には血まみれの剣が突き立っている。 “Sephiroth, right?” 「セフィロスね」 ゆっくりと立ち上がる。声は冷たく重い。 “Sephiroth did this to you, right?” 「セフィロスがやったのね」 剣にむかって歩いていく。 “Sephiroth... SOLDIER... Shin-Ra... Mako Reactor...” 「セフィロス・・・ ソルジャー・・・ 神羅・・・ 魔晄炉・・・」 剣を引き抜き、大きく振る。 “I hate... I hate it all!” 「全部・・・ 全部だいっきらい!」 魔晄炉のなか、セフィロスが階段をあがっていく。 行く手を見上げて、 “Mother... I came to see you...” 「母さん・・・ 会いに来たよ・・・」 手をのばしたセフィロスの背後からティファが剣を振りかざし、駆け上ってくる。 “Sephiroth! How dare you do this to Father! How dare you do this to everyone in the village!” 「セフィロス! よくも父さんを! よくも村のみんなを!」 セフィロスは振り下ろした剣の柄をつかみ、ティファごと持ち上げる。 憎しみの目を向けるティファにうすく微笑んだあと、剣が一閃する。 階段を転げ落ちるティファ。 セフィロスが扉の向こうに消えてゆくのを見ながら、 “In spite of you promising me that... you would come whenever I'm in a pinch...” 「ピンチの時には きてくれるって・・・ 約束したのに・・・」 ティファと重なるように給水塔の場面が映る。 “Cloud...” 「クラウド・・・」 |